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時々日記                         畑ごはん                                                   

こんにちは。
すっかりご無沙汰してしまいました。

気づけばGWもおわり〜
みなさまいかがお過ごしですか。

私はしばらく取材旅行などであちこち出かけ、
GWは山小屋にこもって、カリカリ仕事をしていました。
でも一日中パソコンに向かっていると具合がわるくなりそうなので、
畑を耕し気分転換、料理して気分転換、お弁当作ってハイキングして気分転換、
けっこうさかんに気分転換もしてました^^

ハイキングでは、富士山五合目より宝永火口へのぼりました。
静岡側から見る富士山の、ぼこっと穴があいたようにえぐられている、あの場所です。
宝永山は初めて登ったのですが、山頂からの富士山の姿が、これまで見たことのないアングルの富士山で、
すごく男らしくてカッコよかったです。
氷雪のあいだから荒々しい岩肌を露出した富士山、ダイナミックな姿でした。

お知らせしそびれてしまったのですが、
先週の日曜日の朝9:30からbsTBSの「新日本歩く道紀行」という番組に出演させていただいています。
毎週日曜日、4週連続の放送ですので、あと3回!
三浦半島を歩いています♪
ごらんいただけたら嬉しいです。

週末からは、しばらくネパールへ行ってきます!









しばらく北海道へ旅していました。
厳冬期の北海道ははじめてです。

まずは知床へ。
今年は暖冬らしく、二月も後半というのに流氷はまだ漂着しておらず…
シャーベット状の海のなかに、細かいドライアイスがプカプカ浮いているような海岸の様子でした。
流氷、見てみたいなぁ明日は見られるかなぁ北風ふけ〜ふけ〜と念じて眠るも、
けっきょく私の滞在中に漂着はせず、残念!

森のなかのトレッキングは素敵でした。
森にはいると、辺りはしん、と静かで、鳥や動物のたてるものおとが響いてきます。
ふかふかのパウダースノーのうえをスノーシューで歩く、きもちよさ。
新雪のうえ、生き物の足跡を探して歩き、
海へ突き出した半島のさきっぽ、知床岬が見える場所を目指しました。
大きな尻尾を持ったキツネや、エゾシカの群れ、木に穴をあけるアカゲラ、
雄大に空を旋回するオオワシやオオジロワシにも出会いました。
目にしみるような青空の下に見たエメラルド色の氷瀑、すごかったです。

「知床」の語源は、アイヌ語の「シリエトク( Sir-etok)=地の先端」。
陸の側から見れば行き止まりになるけれど、海や空をわたって北からやってくるトドやサケやワシなどの
動物たちにとっては、オホーツク海から日本への入り口です。
船をつくって交易していたアイヌの人々にとっても海への出口。
流氷がやってくると、それは水平線の彼方まで白い大陸のように見えるそうです。
知床は、不思議なひろがりが感じられる土地でした。

そして道南にも行ってまいりました。
ずっと以前、高校生のころ、静内の牧場にしばらく下宿させていただいて、
馬のお世話を手伝いながら乗馬訓練をしていたことがあります。あれは夏のいちばん暑い頃。
日高地方はその時以来です。
今回は、萱野茂さんの『アイヌ歳時記』を読んで以来行ってみたかった二風谷を訪ねました。
博物館の方々に、アイヌの衣食住の神様オキクルミにまつわる沙流川周辺の伝承の地を案内していただき、
アイヌの風習について伺いました。
本で読んで断片的だったイメージが、
その土地に立って、お話を聞くなかで糸で縫い合わせるようにつながっていく、
貴重な体験でした。 

登別では『アイヌ神譜集』を書いた知里幸恵さんの「銀のしずく記念館」へ。
『アイヌ神譜集』は、知里さんが編纂、翻訳したカムイユカラ集、
宝石のようは言葉がちりばめられた本、わたしはこの本が大好きです。(岩波文庫からでています)
ちいさな記念館は、自然に抱かれ、知里さんの存在感そのままのような優しい佇まいでした。
十九歳の若さで亡くなられた知里幸恵さん、命を燃やしてのお仕事の偉大さに、改めて胸があつくなりました。

冬の北海道は、土地の懐ふかくまで旅人を受け入れてくれるのかもしれません。
親切にふれ、人のあったかさが身にしみた北国の旅。
幸せな旅でした。

節をつけて歌うアイヌのユカラ、ことばに魅せられています。
北海道、またゆっくり訪ねたいと思います。



さてさて、お知らせです。
3月のシネマ倶楽部ではソヴェトの巨匠、タルコフスキー監督の映画をご紹介します。
ゲストが豪華。スラブ文学者の沼野充義さん、映画監督の山本政志さん、映画監督で俳優の利重剛さん!
わたしもタルコフスキーファン。どんなお話がうかがえるのか、いまから楽しみなのです。
 (Click!) 

4月16日からは新宿K's cinemaでパラジャーノフの特集上映がはじまります。
初日にトークさせていただく予定です。  
パラジャーノフ、なかなか映画館でかかることは少ないので必見、と思います。
 (Click!) 

それから『現代詩手帖』の3月号に、子どものうたのための詩を書いています。
(目黒裕佳子のなまえで、「でんしょばと」と「おやすみのうた」)
どなたかメロディをつけてくださって童謡になったらいいなぁと思っています。
 (Click!) 






沖縄に雪ちゃんという名前の女の子がいると、おしえてくれた人がいます。
雪ちゃんは、雪はまだ見たことがないって言ってたけれど、
今回の寒波で沖縄本島にも初めて雪が降ったとか…
雪ちゃん、ついに雪をみたでしょうか?
島の皆さん、大丈夫かなぁ。

私は一年に一度くらい、おもいっきり風邪をひくのですが、
今年は一月から大々的にひきました。
週末にどーっと発熱し、これはもしやインフルエンザ⁈ とおそれて家にこもっていましたが、
今朝お医者さまに診てもらい、ふつうの風邪と診断されました。
ほう、と一息。ようやく熱も下がり、いまは元気です。
熱の間って、体の節々が痛くて、食欲もなくて、本を読もうとすると文字が滲んで気持ち悪いし、
真夜中に目覚めて寒さで震えたり、へんな夢をみたり、一日中とろとろと過ごしてしまう。

このあいだ、京都に住む友人からながいお手紙をもらって、
この週末に何度も何度もよみかえしていました。
それはとても素直で、こんな素直な手紙を書ける人がいるんだと感心してしまうくらい、
彼女がいろんなことを感じながらすくすく生きている様子が伝わってくる手紙で、
私はとても感動し、励まされもして、ああ会いたいなぁ、という気持ちがいっぱいになりました。
離れていても彼女の人生の時間が私のそばを流れていてくれるというのはおおきな支え。
ほんとうに、そうなんだ。大切な友達。
発熱中、そんなことをふつふつと考えていました。







年が明けてから読んだ小説やエッセイなど本のなかで、
偶然にもこの言葉が幾度も登場し、心にひっかかってきました。

You only live once.
人生は一度きり。

こういうのって、偶然ではないのかも?
いまの私に必要な言葉なのかな…
そう思いながら、この一年をスタートしました。

今年は申年、私は年女です。
初詣に行ったあと、東京国立博物館の「美術館に初詣」にも行き、
かわいいおさるさんの画など見てきました。
それから、長谷川等伯の「松林図屏風」、
まえに立つと、まわりの音が消えて、霧のなかにたっているような気がする、
何度見ても、心奪われる作品です。
国宝ですが、個人的にも宝物のように思っている作品、
今年の初感動は、これでした。

二番目の感動は、小澤征爾さんの『ボクの音楽武者修行』を読み、
2010年にNYのカーネギーホールでなさった復活コンサートの様子を映像で観たことです。
小澤さんと村上春樹さんとの対談集も読みました。

三番目の感動は、山小屋の庭で福寿草の芽を見つけたこと、かな?
凍るようにつめたい地面から、元気な黄色いつぼみが見えてきて、
毎年のことながら、逞しさに驚かされます。


年があけて二週間、
日常に追われながらでも、大切にしたいなと思います。
この言葉。

You only live once.

人生は一度きりだから、やっぱり後悔しないように、
たくさん感動して、やりたいことはどんどんやって、
自然体で生きてみたいです。





今年も大晦日がやってきました。
大晦日は、いろんなことがぎゅっと詰まった凝縮の一日。
年内にしておきたい用事が次から次へ湧いてきて、日の出前から起き出して活動しているという具合です。
それにしても、こういう「節目」があってよかったな、と私は思います。
立ち止まって、一年を回想し、また心新たにがんばろうと思える、
「節目」がなかったら、人生の時間が過ぎていくという感覚を噛みしめないまま、
いつのまにか歳月が流れてしまうのではないかしら。。それってなんだか怖いことです。

午後6時、お掃除はこれからですが(笑)、
今年も「おせち」はつくりました!
伊達巻、お煮しめ、二色卵、黒豆、きんとん、なます、ごまめ、松葉焼き、ぶり・・・
ひとつひとつ手作りしてお重に詰めていく時間は、至福のとき。
無心になってせっせと手を動かしながら、それでも頭の中では
この一年をふりかえって、いろいろ反省もして、新年のことを思い描いているのです。

今年もたくさんの方に支えられ、励まされて、元気に生きることができました。
本当に、ありがとうございました!

1月3日、朝9:30〜、BS・TBSにて
「新日本歩く道紀行」という番組で、富士山のまわりの道を歩かせていただいています。
毎週日曜日の朝、5週連続の放送です。

新年も、どうぞよろしくお願いします^-^*

よいお年をお迎えください。